アトリエ白美「渡辺肖像画工房」 渡辺晃吉
- 平成14年8月31日(土曜日)
【晴】
具体的な証拠がある訳ではないが、最近は特に当サイトからの無断盗用、俗に言うパクリが目立つようである。
パクリの例は文章の場合もあれば画像の場合もあり、色調なども明らかに当方のイメージを使っているとしか思えないものも見える。
サイト管理責任者の息子にとっては、極めて不愉快なことのようだが、考えてみれば、人が真似をするというのは、とても良いことにも思える。
それだけレベルが高いという証明にもなるし、第一、人様の真似をするよりは、真似をされた方がずっと良いだろう。
見る人が見れば、どちらが本家かは一目瞭然だし、あまり目くじらを立てなくても、パクル人はどうぞパクってください位のゆとりでいいのではないかとも思う。
これからもパクられることがあるだろうが、頂き物のお裾分けのつもりでいるゆとりが欲しいと思う。
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- 平成14年8月30日(金曜日)
【晴】
昼少し前に母屋からお茶の誘いがあった。
甥が帰省の折に買ってきた虎屋の羊羹を振舞うとのことなので、とりもなおさず駆けつけた。
この際だからお茶もとっておきのを入れたのだそうだが、残念ながら熱くて味がよく分からない。
しかし羊羹はとびきりの味で、小豆本来の味と香が生きているだけでなく、嫌味のない甘さと滑らかな舌触りには脱帽するのみ。
口直しに出た自家製の漬物がまた絶品で、羊羹の味を更に引き立てておつりがくる程であった。
こんな時、薄茶の一服もあれば言う事はないのだが、さすがにその用意はなかったようだ。
若い頃、母親のすすめで、近所の茶道の稽古場に通ったことがあった。
左利きの悲しさで、どうしても自然な所作が出来ずに諦めたが、おかげで茶の味だけは知ることができた。
左手前というのがあれば良いのだが、実際はどうなのだろうか。
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- 平成14年8月29日(木曜日)
【晴】
午前中S氏来室する。
以前肖像画塾に来ていた生徒で、一連のカリキュラムを終了し、現在も自主制作を続けていると言う。
今日の訪問は、10月に開かれる社内展覧会への出展作品についての相談であった。
聞けば不動明王を描きたいのだそうだ。
いくつかの助言を提供し、昼頃に帰って行った。
午後、出店用作品の2点目を描き終えて、3作目に着手する。
一連の淡彩風景画は、約10点を予定しているので、完成は来月の10日前後になるだろうか。
先日のロケハンも、そろそろ現場仕事に生かさなければならない。
暑さもそろそろ峠を越えて、野外レッスンもさほど苦にならなくなってくる頃だ。
2〜3日したら間をみて様子を見に行く必要があるだろう。
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- 平成14年8月28日(水曜日)
【晴】
今朝は珍しく狐雨が降った。
画室に着いて間もなくフォスター・プランのG氏より電話をいただく。
書類をファックスで送信する旨の連絡であった。
最近ファックスの調子が変なので修理を頼んでいたのだが、今ちょうど担当者が来ている。
もしかして受信不能かもしれないことを先方に告げ結果を待つ。
案の定受信不能であった。
急遽電話で詳細の報告を受け、後日郵便が届き次第に内容を作成し返送することとなった。
午後6時S氏来室する。
近々パソコン教室に通ってインターネットを始めるのだと言う。
約一時間程話に花を咲かせて辞去する。
午後7時30分、いつの間にかどっぷりと夜のとばりがおりた中を帰路に着く。
おそらく曇っているのだろう。闇がやけに深い。
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- 平成14年8月27日(火曜日)
【晴】
夕食後「プライベート・ライアン」のビデオを観た。
プロローグのシーンで、アメリカの典型的風景の中を、戦死の公報を携えた人達の車が進むところにさしかかった時、どういう訳か脳裏に浮んできたのは、日本のどこかの田舎道を、戦死公報を入れたカバンを抱えて歩いて行く、役場の職員の姿であった。
行き先の家には、既に戦死した家族の遺影が、おそらく数点安置されているのかもしれない。
そういえば幼い頃、ご近所の多くの家には、軍服姿の遺影が大切に安置されていたが、それは今でも大事にされているのだろうか。
今年の夏も終ろうとしている。
日本の夏は死者を想う季節でもあるような気がする。
人々は盆の儀式を通じて祖霊と向き合い、広島、長崎と続く原爆記念日、そして終戦記念日によって、先の大戦で逝ったおびただしい人達を想う。
ある世代に属する日本人にとって、入道雲や蝉時雨、地を焼き尽すような灼熱の太陽に加えて、多くの死者達に想いをはせることで夏の原風景が完成するのだろうか。
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- 平成14年8月24日(土曜日)
【雨のち晴】
午前中のレッスンを終え、久し振りにロケハンに出る。
朝の内に降っていた雨が止むと、暑さが戻ってきたようである。
なるべく車の通らない道を選んでバイクを走らせ、いくつかのスケッチポイントを見付けながら、約二時間後に画室に戻る。
来月から、また野外レッスンが多くなるため、新しいスケッチポイントを当っておかなければならなかったが、このところなかなかそのための時間が取れなかったので、これで一安心というところ。
さほど遠くないのに、生まれて始めての道が意外に多く、けっこう行き止まりにぶつかるのが面白いといえば面白いけれど、なんとも疲れて仕方がない。
もう少し遠方まで行きたかったのを諦めて帰路に着き、次の機会に譲ることにする。
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- 平成14年8月23日(金曜日)
【曇のち雨】
充分に気を付けてはいたのだが、炊いていたニカワを焦してしまった。
ニカワ炊き用のコンロの上の金網が、熱源に近過ぎたのだ。
炊き始めはほとんど直に乗せる感じで良いのだが、温まったら熱源から離して、ゆっくりと加熱しなければならないのに、つい手元の仕事に追われて、気が付いたらもう手遅れだった。
この間までは、面倒でも炭をおこして炊いていたのに、つい楽をしたくなって、最近ずっと戸棚の奥に突っ込んでいたコンロを引っ張り出して使い始めたのは良いが、どうも使い勝手が今一つぎこちない。
仕方がないので、ニカワ鍋を温めるのは、これも昔使っていた白熱電燈を仕込んだブリキ箱をまた使うことにした。
結局また古い道具を使うことになって、なんだかホッとした気分である。
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- 平成14年8月22日(木曜日)
【晴】
メスうさぎのチビクロは、最近エサ入れを使わせてもらえず、エサは直接小屋の床に置かれている。
その訳はエサ入れをすぐにひっくり返して、エサを床にばらまいてしまうからだ。
おまけに砂の入ったトイレもひっくり返すので、いつも怒られている。
ただこいつには他のうさぎにはない特技がある。
それはとてもよく鳴くという珍しい特技で、それとは少し違うが、チャも機嫌が良い時々は、ウンウン・ウンウンとひとりで納得しながら部屋中を跳ね回っている。
ウンウンというのは文字通りの意味で、人間の大人のような低い声をノドの奥から出して唸っているのだ。
それでもチビクロの鳴きには今一歩およばないというのが正直な印象で、うさぎという生き物が、これ程感情豊かな生き物であることを初めて知った。
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- 平成14年8月20日(火曜日)
【晴終日強風】
早朝からの強風に、いつもより早く目覚め、肌寒さに驚いた。
山がゴウゴウと鳴って、まるで嵐のただ中にいるようであった。
風だけで雨はないらしい。
秋のような日差しの中を画室へと向うが、風は相変わらず吹き止む様子はみえない。
午前中のレッスンを終了し、昼食を終えると、ガラス戸を閉めきって風を防ぎ、本画の下描きに集中する。
南の軒先のすだれが、風に押されてガラス戸を叩き、思わず音のする方へ眼をやってしまうので、どうにも落ち着かない。
西のガラス窓もさっきからガタガタとかなり大きく風にゆすられて、まるで今にも外れそうな音を立てている。
周囲の梅林や山々は荒れに荒れて凄まじく、電線はヒョウヒョウと笛のような唸りを響かせて一瞬も休むことがない。
自然が立てる音はほとんど耳に快いが、風の音だけはなぜか好きになれない。
いったいいつまで吹くのだろう。
夜半には吹き止むのだろうか。
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- 平成14年8月19日(月曜日)
【雨】
今日から新しい塾生のレッスンが始まる。
近所の男性で月曜日が休みなのだという。
早速基礎デッサンからスタートしたが、他の塾生と同様に相当な戸惑いがあるようだ。
途中10分間のインターバルを入れて最初のレッスンを終える。
雨足が少し弱くなってきたようなので、母屋の兄と共に整形外科に出掛ける。
帰り路から雨足が強まり、風も少し出てきた。
画室に戻ると、北の方から雨の吹き込みがかなりあったが、大事な物は濡れていなかったので、一安心する。
吹き降りが段々強くなり、雨音も時を追って大きくなる。
気温はだいぶ下ってきたらしく、Tシャツでは少し肌寒い。
ケガの辺りがしきりに痛み、背中に板を背負っているようだ。
いつもはすぐ近くに見える山々も、今は霞んでほとんど見えない。
庭の梅の木が絶えずざわめいて、ゴウゴウと唸っているのが耳にさわる。
外ばかりに気を取られていたら、鍋のニカワが煮え立っていた。
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- 平成14年8月18日(日曜日)
【雨時々晴】
今日は午前中で画室を閉めて家に戻り、うさぎ小屋を作るつもりであったが、材料不足で諦める。
昼少し過ぎに「E・Sモール」に様子を見に行ったが、出店の状況に異常がなく、ホッとして引き上げる。
帰り路に家内の実家に立ち寄り亡父に香を手向け、すぐに辞去するが、途中恐れていた雨にもあわずに帰宅。
着くとすぐに少し降り出してきたようなので、バイクにシートをかける。風呂に入り、汗を流して落ち着くと家内が帰宅した。今日が正式の四十九日に当るので墓参のため朝から出掛けていたのだ。
最近変な虫に背中や脇の下を刺されて、それがとてもかゆく、その上なかなか良くならなかったが、風呂上りはサッパリとして楽になるのが助かる。
テレビでは民放の24時間連続番組をやっている。
たまにはこんな番組を見ながら過ごす日曜日も良いものだ。
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- 平成14年8月17日(土曜日)
【晴】
気が付くと、画室の南側の縁側に差し込む陽が、だいぶ奥にまで入ってくるようになった。
午後7時には既に薄闇が辺りを包み、日増しに秋気配が強まってきていたことを知る。
それでも毎日の暑さには衰えなど微塵もなく、今日も少し動いただけでじっとりと汗ばんでしまい、まだまだ夏は席を譲る様子はない。
間をみては手を入れていた日本画作品を、昨日一度洗いだして、今日画面を見たら、期待通りの調子になっていた。
ついでに未完成のまま放置していた50号作品にも、ぼちぼち手を入れようと引っ張り出した。
かかりっきりにはできないので、二点の完成は今年の暮れ頃になるかもしれないが、なんとか仕上げてしまおうと思う。
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- 平成14年8月16日(金曜日)
【晴】
再び止まった井戸を、手を変え品を変えてなんとか修理したのは良いが、ポンプから吹き出した大量の水を頭からかぶってしまい、全身がびしょ濡れとなってしまった。
それでも天然のミネラルウォーターを手に入れる機会を失わずに済んで、本当にヤレヤレであった。
蛇口から勢い良く放出される水は実に冷たく、水道水よりも透明感があり、まるで水晶のようである。
水質検査を待たずに口にすると、水は無色、無臭、無味と教わったことがどうしても信じられない程の旨さである。
出来ることなら、手押しポンプも復活したいが、それは次の課題にしよう。それにしても相変わらずの暑さである。
おかげでニカワがすぐに異臭を放ってしまい、このところ毎日炭をおこし、ニカワ炊きをしなければならない。
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- 平成14年8月15日(木曜日)
【晴、夕方雨】
お盆休みを利用して、一年越しの念願であった田沼町のたばこ乾燥小屋の取材に行った。
猛暑の中、バイクに乗っていても汗がにじんでくる。
陽は露出している部分を容赦なく焦し、ヘルメットを被っていても頭がクラクラする。
ようやく目的地に辿り着き、急いで取材を済ませ、逃げるように画室へと道を急いだ。
ヘトヘトな状態で画室に辿り着き、水分を補給して少し横になる。
留守中も開け放っていたので、外の暑さが嘘のように室内は涼しい。
絶え間なく吹き込む風が、ほてった身に実に快い。
それにしても今年の暑さは格別ではないだろうか。
殺人的と言ってもいい程の猛烈さである。
水分を補給するついでに塩を少し口にしたが、ただの塩が物凄く美味しく思えたのには驚いた。
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- 平成14年8月11日(日曜日)
【晴】
原因不明の故障で水が止まった井戸水が再び豊かに湧き出してきただけでなく、水量が二倍位に増えているようだ。
俗に言う水みちが出来たのだそうである。
朝の内にポリタンクに入れて画室に持ってきて、コーヒーとうさぎの水として使うが、本当に美味しい。
午後暑さに我慢できず、井戸水を浴びたが、身が縮む程冷たく、ほてっていた体があっという間に程好く冷えてホッと一息。
冷たいというだけなら、多分冷蔵庫の水の方がもっと冷たいのだろうが、天然の地下水の冷たさはとても自然でどっしりと重いような気がする。
それと水晶のような透明感が清涼さをいやが上にも強めてくれているのが素晴らしい。
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- 平成14年8月10日(土曜日)
【晴】
今日もうだるような暑さの中を、交通事故のリハビリのために通院している整形外科に行き、治療が終って薬が出るのを待っていると、二人共年の頃は80歳半ば位だろうか、右手に杖を持つ足の不自由な奥さんの左手をしっかりと握って歩行を助けながら、治療室に向う老夫婦の姿があった。
ご主人に支えられて、かろうじて歩いている奥さんの、連合いを信頼しきった平和な表情を見ていると、改めて「美」というものが、外観を超越した次元で光り輝いているものであることを痛感するのだった。
ご夫婦が通り過ぎるかたわらの椅子に足を組んで座る若い女性の、まるでドーランを塗りたくったような化粧と、ドロンと座った無表情な目、だらしなく伸びた金髪の染め毛が、なにかバケモノじみて見えたのが対照的であった。
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- 平成14年8月4日(日曜日)
【晴のち雨】
今日は先月他界した家内の父親の35日と49日が午後1時から、菩提寺で行われる予定。
画室の仕事を済ませ、少し早目に寺に着く。
本堂での法要が終り、埋葬のために墓地へと移動するが、かなりの急斜面なので少しきつかった。
早朝から飲まず食わずだったせいか、熱中症のような症状が出てきたが、皆に心配をかけたくないので誰にも言わずに我慢した。
お清めの会場に着くと、良く効いた冷房のおかげでだいぶ楽になって一安心。
酒類にはあまり手を出さず、食事も程々に摂っていたが、会食が終る頃になるとだいぶ具合が悪くなった。
これ以上我慢するとかえって迷惑をかけてしまう恐れがあるので失礼して先に帰宅し、安静を保つ。
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- 平成14年8月3日(土曜日)
【晴】
今、画室の井戸を水替えするために、連日汲み上げポンプを廻し続けている。
以前は手動ポンプで汲んでいたのだそうだが、時代の流れで電動ポンプとなり、いわゆる自家水道として、普通の水道と共に使っていたのだが、母屋の新築に合せて、画室への導入を切って、母屋のキッチンと南の庭に蛇口を付けたまでは良かったが、すぐにポンプが壊れてしまい、何年もそのままにしてしまった。
それが間もなく復活することになるが、水質検査の結果によっては、画室前にも蛇口を付けて、前を通るハイカーやウォーカーの人達に振舞いたいと思っている。
できれば手動ポンプで汲むようにしたいものだ。
今夜は足利の花火大会がある。
北関東最大の花火大会として有名だが、ここ数年は音だけを聞いて一発も見ていない。
なにしろ物心ついてからずっと見ているので、もう飽き飽きしてしまった。
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- 平成14年8月2日(金曜日)
【晴のち雨】
我が家には四匹のうさぎがいる。
画室には七匹いるのだが、家にいるのは皆大人のうさぎで、その内のチャという茶色のオスは、自分をうさぎであるとは思っていないようである。
一日のほとんどを猫のような生活パターンで過ごしているのだが、人を恐れることがなく、絶えず誰かにまとわり付いて離れない。
名を呼ぶと飛んで来るし、なによりも撫でられることを喜ぶ。
玄関に人が来ると真っ先に応待に出るので、大抵の人は今目の前にいるのがうさぎであるという現実を認識するのに少し時間が掛かるようである。
チャはミニウサギなので成長しても小型の猫くらいの大きさであるが、後足が長いので、部屋の隅でだらしなく寝そべっていると意外に身長があるのが面白い。
今まで足を舐めていたのに、いつの間にかどこかに行ったと思ったら、家内から貰ったキュウリを熱心にほおばっている。
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- 平成14年8月1日(木曜日)
【晴】
朝の涼しいうちにと、バイクの修理を始めた。
低過ぎるスローを高くして、アイドリング時にエンストしないように調節し、上向き過ぎるライトを下げて対向車が眩しくない角度に修正する。
試運転の途中でガソリンとオイルを補充。スローを高くしたせいか、くたびれたバッテリーでもなんとか動きそうだ。
発進時の加速に少し問題が残るが、スロットルを小刻みにあてていくとすぐに適正速度になる。
古い型の割には走行時のバランスも良く、無茶な速度を出さない限り、硬いクッションも苦にならない。
夜間走行時、ライト点灯、ブレーキング、ウインカーの三点を同時に作動させると、ウインカーに問題が起きるので、少しスローを高くして対応する。
しかし最も良い解決策は、バッテリーを交換することだろう。
■アトリエ雑記は平成12年12月15日からスタートしました。
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