アトリエ白美「渡辺肖像画工房」 渡辺晃吉
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- 平成14年5月29日(水曜日)
【晴】
午後長男に手伝ってもらい、土間の展示やディスプレー、表に出す案内板などを整備する。
工房を訪ねてくれる人達のために何種類かのポストカードを用意し、各種のパンフも備えたので、喜んでもらえそうである。
長男は今日、アフガニスタン難民の子供達へ贈るサッカーボール購入のための援助資金募集のキャンペーンである「翼をください」のCDを購入し、その一助になれたことを喜んでいた。
夕方になって急に風が強く吹きはじめたので、表に展示した案内板が、イーゼルごと倒れないかと心配したが、大丈夫であった。
午後6時30分画室を閉め帰路につく。
途中東京の娘から何度かメールが入り、その都度返信していたので、帰宅は午後8時近くになってしまった。
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- 平成14年5月28日(火曜日)
【晴】
長男と共に栃木市にスケッチのロケハンに行く。
栃木市は街全体が明治大正期の雰囲気を残している古都で、特に市の中心部を南北に流れる「うずま川」の両岸は、映画やテレビでよく出てくる有名な美観地区である。
川沿の遊歩道の出発点近くにある、ロマネスク風の栃木教会に車を置かせてもらい、川に沿って進んだり、少し離れて裏通りに入り込んだりして数時間を過ごす。
ゆっくりと時間が流れるこの街は「路傍の石」の作者、山本有山や、日本のゴーギャンと言われた異才、田中一村の生誕の地であり、水の都の風情が今も残る、現在では稀有の存在となった街のひとつだろう。
歩き疲れた足を休めるために入った洋菓子店のコーヒーパーラーで飲んだアイスコーヒーとプラムスカッシュは絶品であった。
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- 平成14年5月24日(金曜日)
【晴】
画室に行く前に、平石女史宅を訪問する。
月の一度の事なので、よもやま話に花が咲き、なかなか辞去するタイミングが掴めない。
午前9時30分平石宅を辞去し画室へと急ぐ。
今日は足利市文化協会主催のチャリティー展の作品搬入日なのでその準備をしておかなければならない。
なるべく沢山協力したいのだが、諸般の事情でそうもいかず、四点だけで許してもらう。
午後2時30分銀行、その後市役所に行き、画室へ引き返し、長男と共に無料配布用のパンフやポストカードの準備をした後帰宅する。
午後6時チャリティー展会場の市民会館小ホールに作品を搬入し、会場準備を手伝ったが、今年は去年に比べ、全体的に出展数が少ないようであった。
成功を期待したい。
夜、仔うさぎの小屋をひとつ作り、「チビグレ」と「チャッピー」を移し、空いた小屋に「チビクロ」を入れた。
うさぎも一匹一匹に個性があり、なかでも「チビクロ」は特に人懐こい性格のようだ。
やはりオスだからだろうか。
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- 平成14年5月23日(木曜日)
【晴】
午前10時、塾生を伴ってスケッチ現場に着き、やや描き足りない部分に筆を入れ、納得できたところで彩色に入る。
最初に空の彩色を少し加筆し、土手や坂道の両脇の草の繁みに色を置き、道に手を入れる。
画面左のヒバの木と、反対側の標識と対になって、坂道のゲートのような役目を果しているのが面白い。
約二時間で完成して帰路につく。
午後、なんとなく手を付けるのが面倒であった厚生年金受給の必要書類を揃えるために、役所関係を何ヶ所かまわる。
夕方帰宅し、慣れぬ書類作成に頭が痛むが、分るところだけを記入して、あとは社会保険事務所で教えてもらうことにする。
いずれにしても、公的な手続きというのはなんでこうも分りずらいのだろうか。
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- 平成14年5月16日(木曜日)
【雨】
5匹生まれた仔うさぎのうち、2匹は養子先が決まったが残る3匹は行き先をこれから探さなければならない。
3匹にはいつも間にか名前がついていて、一番のチビが「チッピー」という名前で、けっこう人見知りをする。
もう1匹「チャ」という名前の大人のうさぎがテレビの部屋にいて、これが猫のように人懐こい。
人の手で撫でられるのが大好きで、放っておくと鼻面で突付いて催促をするから面白い。
たかがうさぎだが、それぞれに個性があり、性格もかなり違うのだ。
うさぎは鳴かないというが、機嫌が良いと“ウッウッ”という微かなうなり声を出しながら走り回っている。
見た目の可愛らしさからは想像できないほどの年寄りじみたうなり声である。
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- 平成14年5月13日(月曜日)
【曇】
庭のやぶ椿がまだ花を咲かせている。
南側にはさすがにその気配は既にないが、樹の北側の下半分からは、まだいくつかのつぼみと開いた花が枝の先端を飾っているのだ。
花弁は気のせいか少し色褪せているように見るだけではなくて、なんとなく、傷つきやすい雰囲気が漂っている風に思えてならない。
やはりこの時期の椿は季節はずれで不自然なのだろうか。
専門知識がないのでその辺のところはよく分からないが、なんとなくそんな気がする。
そういえばお隣の梅の木の実が、下のアスファルトを埋めるほど落ちているのも、例年には見られなかった現象だろう。
外は初夏のような新緑に染まっているのに、コタツに火を入れるほどに肌寒いのも、面白いといえないこともないが、体調にはきついものだ。
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- 平成14年5月12日(日曜日)
【晴】
今日はバザーの手伝いのため午前8時に家を出る。
昨日までの天気があまり良くなかったので心配したが、予想に反して五月晴れの日となった。
近くの参道では恒例の朝市や祭があり、市が主催するイベントも何ヶ所かでやっているので、客足はあまり期待していなかったが、かなりの人達で会場が賑い、スタッフはおおわらわであった。
用意した材料が午後1時前には終ってしまい、3時間ほどで店じまいとなったのに驚く。
途中ビールや焼肉などの差し入れがあったので昼食のための時間が節約できたのも幸いしたのだろう。
午後3時全員で後片付けと掃除を済ませ、その後に反省会を開き午後5時40分解散となる。
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- 平成14年5月11日(土曜日)
【曇】
午前10時15分、長男と共に画室に着く。
10分ほど前に画室に向っている日大のS氏から電話が入り、道に迷ったので少し遅れるとの事であった。
午前11時に「ごめんください」と懐かしい声と共にS氏とIさんが9ヶ月ぶりに姿を見せた。
出来上がったドキュメンタリービデオを心づくしの手土産と共におしいただき、お返しにコーヒーを入れて振舞う。
話に花が咲き、瞬く間に時間が過ぎて行く。
土産代りに絵を一点づつプレゼントさせてもらった。
息子は先に家に戻り、その後しばらく話をした後に、記念写真を撮って車中の人となってもらった。
再会を約して見送っている最中に、2人に昼食を出さなかったことに気付き、今更ながら自分のうかつなことに呆れた。
午後6時に帰宅し、早速ビデオを観せてもらう。
予想以上の完成度に静かな感動が身を包んだ。
この出会いに感謝。
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- 平成14年5月10日(金曜日)
【雨】
午後2時、日大芸術学部のS氏より電話がある。
ドキュメンタリービデオが完成したので直接届けたいとの事であった。
明日土曜日午前10時頃の来室予定。
土曜日のレッスンは午後2時からなので問題はない。
せっかく来てくれるのだから天気が回復してくれればよいが無理だろう。
午後3時を過ぎても雨は止む気配もなく降り続いている。
そのせいか画室の中が底冷えして、思わずストーブに火を入れた。
つい何日か前は、Tシャツだけでも暑いほどの陽気であったので、体調が少し崩れてしまったようだ。
東京の娘からメールが入り、今日中に速達で送る書類の準備をする。
午後4時少し前に窓口で手続きを済ませ、頼まれた買物のため、郵便局の周辺を歩いてみるが、目当ての物がなかなか見付からず少し戸惑う。
約40分かけて買物を終え、届け先に持参した後帰宅。
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- 平成14年5月9日(木曜日)
【曇時々雨】
画室での仕事を午前中に切り上げ、かかりつけの整形外科に行く。
診察の時に、握力計で左右の腕の握力を計ったが、ケガをした利き腕の左が、右の半分以下の握力しかないのには驚いた。
神経の働きを活発にする薬が、今までの薬に追加されて渡される。
ケガ以来、よく物を落して壊してしまったり、下を汚してしまったが、今になるとその理由がうなずける。それと同時に、車の持つ破戒エネルギーの凄さを痛感し背筋が寒くなった。
午後1時少し前に帰宅、家での仕事に取り掛かり、夕方6時少し前に終る。
空模様は相変わらずで降ったり止んだり。この分だと明日も雨か。
夜になり家内がうさぎ小屋から仔うさぎが4匹、小さなケージの中で整列してこっちを見ている。あと1匹はどうしても親から離れないので、そのままにする。
それにしてもなるべく早く養子先を決めてやらなければならないだろう。
今日家内の??歳の誕生日。
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- 平成14年5月8日(水曜日)
【曇時々晴】
10時からレッスンの準備をするついでに、北側のガラス戸の施錠を、半年ぶりに解いて開け放ったとたんに、南の掃き出しからの風が吹き抜けていった。
少し時間があったので、西の四畳半と東の八畳の堺に垂らしていた、保温用のビニールカーテンを外した。これも半年ぶりのことで、夏の準備の最初となる。
午前10時塾生が来室、正午までの二時間基礎デザインのレッスンをしたが、かなり苦しかったようで少し気の毒であった。
正午少し過ぎに帰路につき、帰宅後食事もそこそこに家での仕事をはじめるが、無性にコーヒーが飲みたくなったのでたっぷりと入れた。
午後7時15分、どうやら今日の仕事を終わる。
天気予報では夕方から雨とのことであったが、どうやらもう少しはもちそうだ。
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- 平成14年5月5日(日曜日)
【晴】
午前11時に家を出て所用を済ませ、正午に帰宅。
汗ばむような暑い日曜日となった。
午後は夕方の5時近くまでホームページ更新に立会い、午後5時31分発上り浅草行きの東武電車に間に合うように、帰省中の長女を駅まで送る。
どこの駅も同じなのだろうが、車の置き場所どころか、停車することもままならないほど不便なのには、いつもながら閉口する。
無事に下宿先に着いたら連絡を入れるというので、午後8時近くまで待っていたが、なかなか連絡が入らない。
こちらからメールを送ろうとしたとたんに、長女からメールが入る。
無事に着いたが、途中浅草駅で足を滑らせたという。
幸いにケガはなかったようであるが、少しドキッとさせられた。
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■アトリエ雑記は平成12年12月15日からスタートしました。
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